キティマット川

キティマットはその大きさ、形、地理的位置から見て、私たちが好む川の一つです。4月上旬から5月上旬にかけて、春のスティールヘッドは産卵のために上流への遡上を開始します。4月に上流へと遡上し、産卵した後は、できるだけ早く海へと戻ります。これらの魚はよく肥え、鋼のように強く、コンディションが良い状態です。一度、フックに引っ掛かると大激怒します。酸素を多く含んだ冷たい水の中で彼らは他では見た事ないほどの勢いで戦うのです。これらの魚は周りの魚と比べ最も強く、最もホットなスティールヘッドと言えます。あなたがこの魚をフックにかけた時、その意味を理解するでしょう！
一度でも強大なチヌーク（キングサーモン/スプリングサーモン）を追いかけてみたならば、その後は6月か7月にキティマット川で釣りをしたいと思うようになります。この時期、大きなわんぱくな男の子、チヌークが上流へと遡上してきます。これらの魚は上手く作られた質の良いフライで誘惑できます。彼らは大きい鋼のようで、ウオジラミに覆われています。あなたが一度、鋼のチヌークをフックに引っ掛けると、なぜこれに中毒性があるのかか理解できます！彼らはこの地球上で最強のサーモンであり、これら巨大魚の一匹を陸に揚げるにはあらゆる全てのスキルが必要です。たった一つのミスや欠陥により、ラインやロッドを壊し、あなたの一生を懸けた魚を失うことになることもあります。
チャム（ドッグサーモン、白鮭）は7月中旬にチヌークに加わります。チャムは常に大量にやってくるので、スペイやフライロッドでのゲームフィッシュとして過小評価されがちです。チャムは非常に攻撃的で強力なサーモンです。毎日、複数のフックアップが期待できます。しかし、甘く見てはいけません。ファイトの最中に多くのロッドが折れるのを見てきていますのでご注意を。

毎年、キティマット川には巨大なピンクサーモン（カラフトマス）が泳ぎ流れてきます。彼らは7月にキティマット川に入ってきます。ピンクサーモンはパシフィックサーモンの５種の中では最も小さいもので、ドライフライでウェイト６にギアダウンして挑めるでしょう。このような軽量の道具でピンクサーモンを釣れるなんて、こんな嬉しい話はありません。ピンクサーモンは非常にアグレッシブで豊富にいます。これは、毎日、多く得られる獲物になります。初心者の釣り人にとっては、シングルハンドやスペイロッドに慣れるための絶好の良い機会ですが、ベテランの釣り人にとっても非常にエキサイティングな釣りです。水面近くで釣り上げるのは、視覚的にも非常に興味深いものです。8月にコーホ（銀鮭）が川へと到着し始めます。それらはキティマット川では最後の獲物であり、ランは10月下旬まで続きます。

もし、あなたが一生に一度だけ釣りたい、又は多くの魚を釣りたいと願っているのであれば、キティマット川にはそれを叶える全てがあります！キティマット川のように大量の魚、生物量と生産できる川はほとんどありません。素晴らしい釣りに加え、たくさんのランとテールアウトがあり、ダブルハンド、またはシングルハンドのフライロッドを使用するのには最適なフライフィッシングのための川です。